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社風づくりが事業のキモ (小規模事業者向け)



社風作りが事業のキモ

あなたの会社の社風はどんな感じですか?

「体育会系で上下関係が厳しい」
「風通しがよくて明るい」
「社長の性格がそのまま社風だ」
「アツ苦しい男が多い」

それぞれ皆さんご自身の会社の雰囲気は頭にイメージされていることと思います。

さて、それって、意図して作られたものですか?


今日は「社風」についてです。


伸びている中小企業を、私はたくさん知っているわけではありませんが、そういう伸びている会社の多くから 独自のカラー、「社風」を感じます。

「○○社さんって律儀だよね」
だとか 
「○○社さんの社員さんって、基本ギラギラしてるよね」
とか、
ザックリと表現するとこんな感じでしょうか。



会社が目指す方向や風土 からズレてる社員様、覚悟ができてない社員様、そういう社員様を抱え込めるほど、私たちの会社は利益率や生産性に余裕があるでしょうか。


答えは「否」だと思います。


競争の厳しい小規模な事業者である私たちこそ、社員様1人1人が頑張れるかどうかは死活問題です。


覚悟の決まっていない社員様の存在は、マンパワーの確保という意味では必要ですが、本当にキツいところをしのぎ切る時には、むしろ邪魔者になってしまいます。


私たちの事業は、キツいことばかりですよね。


そんなとき、会社としての「踏ん張りどころ」を明確にすることで、私たちは割に合わない仕事にも耐えられるし、明日が見えてくるわけで、
そのためのベクトル合わせは日々の業務のために欠かせないもののように思います。

それ抜きにして、壮大な経営理念だけを掲げた「単なる滅私奉公」の無理強いでは、社員様が疲弊するばかりです。


経営理念の必要性は私よりも皆さんのほうがご存じかと思います。
事業主の想いを掲げるものです。

一方の社風は、トップが「こっちに行こうよ!」と指を差して作る類のものではなくて、社員様からのボトムアップで成り立つものかと思います。

社風の位置づけ図

社内の定例会議から、社員レベルで「社風」を意識して作っていくこと。そういう日々の愚直な取り組みが「腹をくくった社員様」を育てていくと思います。


もちろんデメリットもあります。

社風を定義して熟成することは、ともすると自らに足かせを掛け、社員様の可能性を枠の中に閉じ込めてしまう危険もあるかと思います。

ただ、自由奔放な風土の会社をまとめ上げリスクを回避するほどの管理力が私たちにはあるでしょうか。


少なくとも今の私にはありません。


ただのイチ経理屋である私までがその重要性を痛感するということなので、「社風」というのは、当たり前に必要なことなのではないかと思います。

そして、社風作りは、他ならぬ事業主である皆さんにしかできない仕事でもあります。



あなたの会社の社風はどんな感じですか?


平成24年1月12日
吹上経理支援
代表 日高 大輔




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