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利益を出すことと資金を残すこと



「企業は利益を上げるためにある」 これは誰もが認めるところであると思います。
しかし、ひとたび利益が出ると中小企業のオーナー様は税金対策に注意を払われるようになります。

私自身、税理士事務所勤務時代からこのご要望に接することが多々あります。
そしてそのなかで、「もうけを減らさずに、税金を減らす」というご要望を受けることがあります。

日本の税法では、税金を減らすには原則キャッシュを外部に出すことが必要です。税金を100円減らすためには原則250円の経費が必要です。
税金を減らすために、それ以上の損をしてしまっている。そんな悲しい状況に出会うこともあります。

税金は利益処分であると私は考えます。もうけ以上は獲っていきません。
「いかに税金を減らすか」よりも、「いかに利益を上げるか」を追求したほうがきっと効率的なのだろうと思います。

税金のことは信頼できる税理士に任せていただき、経営者様は安心して経営戦略の策定に時間を費やしていただきたい。
そのためにも経営者様に安心していただけるように我々自身が努力すべきだと思います。


吹上経理支援 代表 日高 大輔

2005年3月12日




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